【初心者向け】FXでまず覚えるべき基本用語30選
FX（外国為替証拠金取引）を始める前に、必ず押さえておきたい基礎用語をわかりやすく解説します。意味を理解しておくことで、チャート分析や経済ニュースの内容をスムーズに理解できるようになります。
1. 基本編
- FX：Foreign Exchangeの略。通貨を売買して利益を狙う投資。為替レートの変動を利用して、安く買って高く売る（またはその逆）ことで利益を得る。
- 通貨ペア：取引する2つの通貨の組み合わせ（例：USD/JPY＝ドル円）。1つの通貨を買うと同時にもう1つの通貨を売る。
- 買い（ロング）：通貨を買って値上がり益を狙う取引。価格上昇時に利益が出る。
- 売り（ショート）：通貨を売って値下がり益を狙う取引。価格下落時に利益が出る。
- スプレッド：買値と売値の差。FX会社の実質的な手数料で、狭いほど有利。
- レバレッジ：少ない資金で大きな金額を動かせる仕組み。少額でも大きな利益を狙えるが、損失も拡大しやすい。
- 証拠金：取引に必要な担保資金。レバレッジを使う際の元手となる。
2. 取引と注文関連
- ロット：取引量の単位。1ロット＝10万通貨が一般的で、口座タイプによっては0.01ロットから取引可能。
- 約定：注文が市場で成立すること。価格変動が激しいと希望価格で約定しないこともある。
- 指値注文：指定した価格になったら自動で売買する注文方法。自分の思惑通りの価格で取引できる。
- 逆指値注文：損切りなど、指定した価格を超えたら自動的に売買される注文。リスクを制御するのに有効。
- ナンピン：含み損のポジションに同方向の取引を追加して、平均取得価格を下げる手法。使いすぎると損失が拡大するリスクあり。
- 両建て：同じ通貨ペアで買いと売りを同時に保有すること。相場の方向が読めないときにリスクを分散できる。
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3. チャート分析関連
- ローソク足：一定期間の値動きを一本で表すチャート。始値・終値・高値・安値が視覚的にわかる。
- 移動平均線（MA）：一定期間の平均価格をつないだ線。相場のトレンド（上昇・下降）を把握しやすい。
- RSI：買われすぎ・売られすぎを数値化した指標。70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎと判断される。
- MACD：2本の移動平均線の関係を使ってトレンド転換を見つける指標。クロスの瞬間がエントリーサインになりやすい。
- サポートライン：下落しても止まりやすい価格帯。買い圧力が強いポイント。
- レジスタンスライン：上昇しても止まりやすい価格帯。売り圧力が強いポイント。
4. リスク管理・資金管理
- ロスカット：損失が一定以上になると自動でポジションが決済される仕組み。口座破綻を防ぐための安全装置。
- 損切り：含み損が一定以上になったら、自ら決済して損失を限定すること。成功するトレーダーは損切りが上手。
- 利確：利益が出た段階で決済して利益を確定すること。感情に流されず計画的に行うことが重要。
- 証拠金維持率：証拠金に対してどれくらいの余裕があるかを示す割合。100％を切るとロスカットの危険あり。
- 追証（おいしょう）：損失が大きくなり、追加で証拠金を入金しなければならない状態。放置すると強制ロスカットされることも。
- リスクリワード比（R/R）：1回の損に対してどれくらいの利益を狙うかの比率。1:2以上を目安にすると安定しやすい。
5. 市場・金利・経済関連
- スワップポイント：通貨の金利差によって毎日発生する受取または支払。高金利通貨を買うとプラスになる場合が多い。
- 金利差：各国の政策金利の違い。高金利通貨を持つとスワップが有利になる。
- FOMC：アメリカの金融政策を決める会議。金利引き上げ・引き下げの判断でドル円が大きく動く。
- 日銀政策決定会合：日本の金利や緩和政策を決める会議。円高・円安に直結する注目イベント。
- CPI（消費者物価指数）：物価の変化を示す指標。インフレの強さを判断する重要データ。
- NFP（米雇用統計）：米国の雇用者数変化を示す指標。毎月第1金曜日に発表され、為替相場が大きく動く。
まとめ
これら30の用語を理解しておくことで、ニュースやチャートの意味がすぐに分かるようになります。最初は「買い・売り」「レバレッジ」「損切り」など基本だけでもOK。慣れてきたらテクニカル指標や経済指標も覚えて、自分のトレードに活かしていきましょう。
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